THE COVE

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登録有形文化財で、過ごす

大正五年に建てられた
近代和風建築

趣はそのままに
歴史と伝統を継承し
令和四年に
国の登録有形文化財に。

歴史的価値を丁寧に残し
そこで過ごす豊かな滞在体験を
新たに創り出しました。
THE COVE越しの竹島

三河湾を取り巻く地域の恵みと出会い、
五感で味わう時間を

味わうイメージ

味わう

地域の味力を
こだわりの器で

地域の人々の手で丁寧に作られた地元の魅力が詰まったお飲み物を、お客様のお好みに合わせてお部屋にご用意し、ゆっくりとお楽しみいただけます。
お食事は格式ある本館メインダイニングや六角堂で、素材の魅力を最大限に活かした一品一品を、地域由来のお飲み物と合わせてご堪能いただきます。

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薫るイメージ

薫る

香りとともに
思い出を持ち帰る

心地よい香りが、美しい思い出とともに記憶に残るように。オリジナルアロマや基礎化粧品、シャンプーに至るまで、THE COVEならではの香りをひとつひとつ丁寧に選び抜きました。香りがもたらす癒しのひとときを、どうぞごゆっくりお楽しみください。

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触れるイメージ

触れる

歴史に触れ
文化を感じる

蒲郡クラシックホテル本館や六角堂をはじめ、敷地内に点在する数々の文化財指定建造物。この地に息づく昭和初期の建築技術の粋をご覧いただけます。さらに、三河湾周辺に古くから受け継がれ今も大切に守られている文化を、実際に手に取り、ものづくりの体験を通してお楽しみいただけます。

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リビングルーム

LIVING ROOM
BEDROOM

南東の角に設けられた大きなガラスの掃き出し窓は、近代和風建築ならではの機能美を備え、たっぷりと光を取り込みます。窓の外には緑豊かな庭園が広がり、木々のざわめきや鳥のさえずりが心地よく響きます。
組子障子の奥には飛石が配され、奥行きとともに、光や風の流れを感じられる贅沢な空間が広がります。

主寝室
温泉

HOT SPRING
POWDER ROOM

十和田石を用いた浴槽では、無色透明で肌にやさしいアルカリ性単純泉「美白泉」の湯をお楽しみいただけます。
この温泉は、古くなった角質をやわらかくして洗い流し、美肌効果があるとされています。
お風呂やパウダールームからは、三河湾の美しい景色と、四季折々に表情を変える庭園をご覧いただけます。

パウダールーム
副寝室

SECOND
BEDROOM

穏やかな三河湾と神秘の竹島を眼前に望む、贅沢な間取り。格式高い「白の間」では、リビングとは一味違う洗練された空間が広がり、朝の光と夕暮れの趣を纏いながら、至高のひとときをお過ごしいただけます。

副寝室と竹島
ハマム浴

HAMMAM
BATH

芳醇なハーブと花の香りが立ちのぼる、トルコ伝統の至高の蒸し風呂「ハマム浴」。重厚な梁と風格漂う腰壁が織りなす柔らかな間接照明に包まれた贅沢な空間で、五感が解き放たれ、心身ともに深くリセットされる至福のひとときをご堪能いただけます。

ハマム浴ベッド

ART WORKSしつらえ

安加比古窯茶碗イメージ

安加比古窯
茶碗

信楽焼の伝統に、侘びの美意識を融合させた茶道具。
THE COVE近くの山あいに構える窯元にて、三代目・加藤隆生が一つひとつ丁寧に作り上げています。手捏ねによるわずかな歪みと厚みが生み出す、唯一無二の質感。そこには、手仕事の温もりが息づいています。

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壁面アートイメージ

越前和紙 五十嵐製紙
壁面アート

福井県越前市にて、1500年以上の歴史を誇る越前和紙。日本で唯一紙の神を祀るこの土地で、伝統の技と心を込めて和紙を漉き続けています。主寝室のベッドヘッドに飾られたアートワークは、三河湾の穏やかな水面をイメージしています。
メッセージカードにはフードロスの野菜や果物から生まれた彩り豊かな「Food Paper」を採用しています。

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ジンジャーシロップイメージ

TEMTASOBI GINGER
ジンジャーシロップ

高知県産の生姜、三重・熊野古道で育まれたマイヤーレモン、そして厳選された国産素材に、香り豊かなスパイスを絶妙に加えて仕上げたジンジャーシロップです。THE COVEでは、蒲郡みかんのフレーバーをプラスしたオリジナルジンジャーシロップを開発。温かくも冷たくも、多彩な飲み方でその魅力を存分にお楽しみいただけます。

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有松鳴海絞りイメージ

SUZUSAN
有松鳴海絞り

江戸初期、尾張藩のもとで発展した有松鳴海絞りは、将軍献上品としても珍重された伝統工芸。100年以上にわたり絞り加工を統括してきた鈴三商店は、現在〈SUZUSAN〉としてその技術と精神を継承しています。
副寝室のアートワークには、「蜘蛛絞り」技法の一つ「手回し蜘蛛絞り」を使用。くくり・染色・糸抜きの工程を一枚に凝縮し、手仕事の奥行きを映し出しています。

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オブジェイメージ

YUKA SETO
オブジェ

京都を拠点に2019年頃より活動を始め、植物の「生きるための必然の形」に焦点を絞り、その本質を顕すインテリアオブジェを制作するYUKA SETO。
スパルームに飾られた作品は、不変の本質である植物の造形を取り入れた「不易流行」の精神を体現し、THE COVEのコンセプトと響き合いながら、空間に柔らかな彩りと深いリラクゼーションをもたらします。

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ドライフラワーイメージ

その灯ぐらし
ドライフラワー

それぞれの生花の特性を理解し、最適な手法で丁寧に制作。色鮮やかで高品質な花々が、時を経てなお美しさを保ちます。
THE COVEの中心に位置し、香りと人の流れが交差する箱庭には、オリジナルアロマが薫る空間を「香りの生まれる場所」として表現。和の趣や三河の風土を感じさせる素材を用いたドライフラワーの装飾が、空間を優美に彩ります。

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STAY過ごし方

CUISINEお食事

料理イメージ

ご夕食は、蒲郡クラシックホテル本館メインダイニングでの本格フレンチフルコース、もしくはお客様の目の前で焼き上げる鉄板焼きの六角堂にてお楽しみいただけます。三河湾の新鮮な海の幸と、特選和牛を取り入れた贅沢なディナーをご堪能ください。
ご朝食は、クラシックホテルのシェフが腕によりをかけた限定のお食事をご提供いたします。

お部屋でのお食事をご希望のお客様には、特別なお弁当をご用意いたします。メインダイニングのフランス料理、もしくは六角堂の鉄板焼きからお好みのお弁当をお選びいただけます。

メインダイニングルーム

Main Dining Roon

フランス料理

クラシカルで知的なアール・デコ様式の内装、調度品を備える格式高いメインダイニングルーム。半世紀を経た麗しいモダニズムが今は静かに郷愁を奏でます。

料理イメージ
六角堂

六角堂

ステーキ&シーフード

外観を日本の伝統的建築でつくりながら、西洋建築の手法も取り入れた典型的な近代和風建築として、登録有形文化財に指定されています。歴史と伝統の息づく館で、至高の一品を。

鉄板焼きイメージ

HISTORY歴史

梅別館イメージ

宿泊施設として営業していた「梅別館」の外観。

東海の大旅館 常磐館の別館として
見晴らしの良い場所に建てられた
「丘の上の離れ」

大正〜昭和にかけて、多くの文豪に愛された旅館常磐館。美しい三河湾と竹島の絶景を眼前に楽しめる名旅館として名を馳せました。

THE COVEの前身となる「梅別館」は、大正5年(1916年)に常磐館の別館として建築されました。常磐館の裏手にある小高い丘の上に位置し、絶景を謳った常磐館よりもさらに美しい景色が楽しめる離れとして多くのお客様を迎え入れました。

常磐館パンフレット
梅別館間取り図

昭和2年~7年頃と思われるパンフレットに
記載されている
「梅別館」の平面図

日本初の国際観光ホテル
「蒲郡ホテル
(現 蒲郡クラシックホテル)」

「蒲郡を世界中の人が訪れる観光地にしよう」
昭和9年(1934年)、その想いを実現させる第一歩として開業したのが、「蒲郡ホテル(現 蒲郡クラシックホテル)」でした。和風の城のような外観に、内装はアールデコ調、玄関を入ると吹き抜けのロビーラウンジが広がる贅沢なつくりは、当時の人々を驚かせました。旅館とは一線を画す西洋風の「ホテル」は日本初の国際観光ホテルとして、多くの外国人宿泊客を迎え入れました。
さらに周辺には動物園や様々な施設も造られ、一帯は一大リゾート地として賑わいました。

ガーデンでのスタッフ集合写真

戦争を乗り越え、新たな時代へ。
梅別館は「料亭 竹島」として
営業を再開

第二次世界大戦がはじまると、蒲郡ホテルは陸軍病院として提供され、ホテルの営業は停止されました。さらに終戦後は米軍の保養施設として接収され、再びホテルとして営業を再開したのは終戦から7年後、昭和27年(1952年)のことでした。
その後、オイルショックに端を発する不況によって経営が悪化した蒲郡ホテルは、昭和55年(1980年)に蒲郡市に売却され、6年以上の間、稼働のない状態となります。

そして昭和62年(1987年)、蒲郡ホテルは「蒲郡プリンスホテル」として再生し、梅別館は内部にカウンターを設けて料亭竹島として営業を再開しました。料亭竹島は歴史ある近代和風建築で美味しい和食が楽しめる場所として、多くのお客様の“ハレの日”を彩る、新たな役割を担うことになりました。

料亭 竹島

1年にも及ぶ補修工事を終え生まれ変わった「竹島」の外観

登録有形文化財の指定を受け、
THE COVEとして歴史を受け継ぐ

平成24年(2012年)、蒲郡プリンスホテルは蒲郡クラシックホテルとして生まれ変わり、令和4年(2022年)、ホテル本館を含めた敷地内の4つの建物が国の登録有形文化財(建造物)として登録されました。

そして、令和6年(2024年)、蒲郡クラシックホテルはホテル開業90周年を迎え、来るべき100周年に向けさらなる発展を目指し、登録有形文化財のうち2つの建物を客室として改装しました。その一つが、THE COVEです。

梅別館から料亭竹島、そしてTHE COVEへ。
先人たちが残してくれた歴史と伝統を受け継ぎ、これからも多くのお客さまをお迎えいたします。

  • ホテル本館
  • THE COVE
  • 鶯宿亭
  • 六角堂

登録有形文化財に指定された、ホテル本館、THE COVE、六角堂、鶯宿亭(左上から時計回り)

広さ 116.94m²定員 4名

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