とことん地元にこだわった日本酒

シャトーガマゴオリ

Château Gamagori

その土地の個性が表れる「地酒」がブームだ。
しかしながら「地酒」と表記されていても、山田錦の聖地である兵庫県灘のお米を使用する酒蔵が多い。
そんな中シャトーガマゴオリは愛知県のお米、水にこだわり丁寧に醸した日本酒である。

水源地

Château Gamagori(シャトーガマゴオリ)
3 つのこだわり

稲作 山田錦

こだわり1 【地産地消】

愛知県産のお米(山田錦)を使用し、愛知県を代表する関谷醸造が醸す日本酒です。
※お米は愛知県で初めて奨励品種として認められた、新城市産山田錦。

花酵母(プリンセス・ミチコ)ラベル

こだわり2 【花酵母(プリンセス・ミチコ)】

当時日本の皇太子妃だった上皇后美智子様に英国から献上された薔薇【プリンセス・ミチコ】から、1998 年に中田久保名誉教授が「花酵母」を分離することに成功し、特徴がリンゴやメロンなどの果物を思わせる高貴な香りの花酵母を使用してつくられました。

蒲郡クラシックホテル 外観
シャトーガマゴオリ ラベル

こだわり3 【ラベル】

近代化産業遺産に認定された、蒲郡クラシックホテルの外観を「シャトー」に見立ててラベルをデザインしました。Château(シャトー)はフランス語でお城の事を意味します。

シャトーガマゴオリが誕生する
秘話

フランスアルザス地方で飲んだジョンティ・ヒューゲルが今まで飲んだワインの中で一番印象に残っている。
アルザスの斜面にあるワイン畑を見ながら朝方に飲んだワインである。
高級なワインではないが仲間と飲んだワインが今でも忘れられない。
対談 フランス現地で飲んだワインはすべて美味しかった。
「フランス人に生まれていたら毎日おいしいフランスワインが飲めたのに」といつも思っていた。
フランスで造られたワインを日本に輸出するとき、ワインにとって大きなストレスがかかる。
どうしても商品の劣化は免れないのだ。
さらに関税の関係で料金が高くなる。
なんて不平等だと感じていた。

いつからだろう?日本酒を口にする機会が増えてきた。
振り返ればユネスコが2013年に「和食」を無形文化遺産に登録した頃だろう。
吟醸工房 本場フランスでは、フランス料理に日本酒を合わせて提供されるようになってきた。
日本ではお猪口からワイングラスで日本酒を飲むようなってきた。
この頃から日本酒の魅力に惹かれていった。
日本人が日本で日本酒を飲めることが最高の贅沢であることにようやく気づきました。
輸出による劣化がない。
関税による料金が高くならない。
土地にあった料理がある(日本食)

三河キュイジーヌ 蒲郡は三河エリアにあり、醸造文化が盛んである。
八丁味噌、小麦を使った白しょうゆ・酢・胡麻油・味醂。
三河の調味料を使ったフランス料理に日本酒を合わせたイベントをしたら面白いのでは?という提案で「三河キュイジーヌ」というタイトルのイベントを開催することになりました。
是非次回も開催して欲しいと大盛況で幕をとじました。
ソムリエたちは杜氏の日本酒造りに対する情熱に感銘を受け、杜氏たちは自分が造った日本酒の「欠点」をソムリエが「個性」ととらえ、料理とのマリアージュを考えていたところに面白さを感じていました。

「地元を盛り上げていきたい」と思う同志からオリジナルの日本酒をつくらないか?と提案がありました。
地元から愛されるオリジナル日本酒にするためにたくさん打ち合わせをし、念願の「シャトーガマゴオリ」が完成しました。
シャトーガマゴオリは杜氏とソムリエの熱い気持ちがこもった日本酒です。

シャトーガマゴオリ 3本セット

シャトーガマゴオリ スペック

2BY

仕込み 1.

令和2年9月14日留

使用酵母
プリンセスミチコ
使用米
新城市産山田錦60%
アルコール
15度
日本酒度
-2
1.2
アミノ酸
0.9

味わい

立香・含み香共にプリンセスミチコの特徴である華やかな香りが特徴。フルーティーで軽快な飲み口で、上品な甘味です。ワイングラスで香りを楽しみながらお米の上品な甘味を楽しめます。

仕込み 2.

令和2年11月26日留

使用酵母
プリンセスミチコ/601
使用米
新城市産山田錦55%
アルコール
15度
日本酒度
-2
1.8
アミノ酸
0.9

味わい

プリンセスミチコの華やかな香りと、6号酵母の爽やかな香りと酸味が特徴。立香は華やかな吟醸香があり、口中香はスッキリさわやかな印象。香味共にバランスのとれた酒質で、食中酒としてお料理とも合わせやすいお酒です。

造るにあたり

新城産の山田錦にこだわり、酵母の特徴を最大限に生かす為に精度の高い品温管理を実施しました。ワイングラスで楽しめるよう香りを華やかに、そして飲み口を軽くする為に米の吸水からこだわり、度数も15度台の原酒で仕上げています。【仕込み 2.】に関しては適度な酸味を持たせ、フレンチにも合わせやすい酒質を目指しました。

杜氏

杜氏 宮瀬直也
氏名
宮瀬直也
出身
蒲郡市三谷町(豊橋市藤並町在住)
酒造り暦
18年3ヶ月(令和3年7月現在)

弊社は「本社蔵」と「吟醸工房」の二蔵を有し、本社蔵では、省力化と再現性をテーマに適宜機械を導入し、半オートメーション化された酒造りを実施。蓬莱泉ブランドとして摩可・吟・空・美などの看板商品を造っています。吟醸工房では、酒造りの基礎基本・技術の伝承をテーマに全て手造りをこだわりとし、一念不動という銘柄を造っています。

何故酒造りの道に?

蒲郡市三谷町出身で、温泉街・漁師町・祭りが盛んな地域でという事で、子供の頃から日本酒が常に身近にありました。子供ながらに「なぜ米が透明な液体になるのか」という素朴な疑問・興味を持ち、その疑問・興味が高じて学生時代冬休みに地元の酒蔵 竹内酒造「養神」にバイトで入蔵。当時、まだ新潟から出稼ぎの「越後杜氏」が季節雇用で来ていて、70歳を越える高齢でもパワフルさ・もの造りに対する姿勢に「カッコいい」という気持ちと「尊敬の念」が芽生え、そのまま就職しました。

杜氏になるまでの修行期間について大変さ、苦労は?

蔵人として造りをしている時は、ある程度杜氏が責任を取ってくれますので、案外気楽なものです。どちらかというと杜氏になってからのほうが日々、責任という言葉の付いた何かしらの決断を求められますので苦労が絶えません。ですが、杜氏というのは蔵に一人ですので責任が大きい分、上手くいった時・旨いと言ってもらえた時の喜びは蔵人の時とは比べ物になりません。
「杜氏になりたい」ではなく、常に「酒造りがしたい」という気持ちで仕事に取組む事・何でも興味をもって楽しみ・追求していく事、そうすれば自然と杜氏になれると思います。私の場合は最初の蔵が廃業になり、すぐに福井酒造の赤井社長に声を掛けて頂き失業する事なく造りを続ける事が出来ました。福井酒造では、商品企画から始まり、造り・製品管理・瓶詰め・出荷・販売と造り酒屋の一通りの業務を経験させて頂きました。とても良い環境でしたが、私のわがままで「もっと色々な造りを経験したい」「もっと酒造りが上手になりたい」という気持ちを相談したところ、快く応援をしてくれる形で送り出してもらいました。自分のなかで不義理をしたという気持ちがありますので今頑張っている姿を見せるのが一つ恩返しと思い、これも今の私の原動力の一つです。この転職というのが私のターニングポイントで「苦労は買ってでもする」という姿勢・行動がいかに重要かという事も学びました。

杜氏として思う事 今後の夢

今は精米技術や・醸造の理論の進化、酵母など微生物の進化で、ある程度数値的に酒造りをする事が出来ます。簡単に言うと「美味しいお酒」が世の中に沢山存在するという事です。「旨い・不味い」の指標は当然必須ですが、嗜好品というカテゴリーの中でこの評価には限界があると感じています。その中で重要になってくるのは「ブレない取り組み」だったり、逆に「常に何か新しい取り組みの発信」また、「ストーリー」や「原料等のこだわり」という「個性」や「付加価値」という要素が一番重要だと感じています。一念不動に関しては「熟成原酒」という、どちらかというと骨太で、万人受けは狙えない酒質だと思いますが、これはブレてはいけない吟醸工房の骨格ですので、これを「個性」「こだわり」として一念不動を広めていきたいと思います。また、蓬莱泉ブランド吟・空は認知度が高いですが、一念不動は少量生産・特約店流通という事で、まだまだ認知度が低いです。少しでも多くのお客様に「一念不動」「宮瀬」を知って頂き、より多くの方に飲んで頂けるようになれば良いなと思っています。

ソムリエ

ソムリエ 伊藤典永
氏名
伊藤典永
出身
青森県弘前市(蒲郡市在住)
ソムリエ歴
14年8ヵ月(令和3年7月現在)

サービス業の最高峰とはどんな職業か?と考えたとき、思いついたのが【ホテルマン】でした。高校卒業後、東京日本ホテルスクール専門学校に入学し、在学中オーストラリアメルボルンに留学。英語の勉強と興味があったワイナリーを巡りました。愛知県の名古屋東急ホテル・名古屋マリオットアソシアホテル・ワインバーで修行し、現在蒲郡クラシックホテル、メインダイニングルームで勤務させていただいております。

何故ソムリエの道に?

自分なりにワインを勉強し知識が増えてきたと感じているときでした。ソムリエのバッチをつけていない私がお客様に一生懸命ワインを説明し提供するより、ソムリエのバッチがついたサービスマン、いわゆるソムリエが提供しているほうがお客様の喜び方が同じワインを提供しているにも関わらずまるで違うことに気付きました。ソムリエはワインを造ることはできない。しかしながら、ワインをプレゼンテーションすることにより、ワインに付加価値をつけ、お客様を満足させることができる。お客様はソムリエにサービスしてもらいたいのだと強く感じました。それから僕は耳をダンボのようにして、先輩ソムリエとお客様の会話を聞きました。先輩ソムリエは「ワイングラスの形、グラスに注ぐ入れ方、注ぐ量、ワインの温度でワインの味わいが変わるんですよ」とお客様に伝えておりました。頭の中で“???”がいっぱいでした。ワインの味がグラスで変わるなんて信じられない、と思っていました。お客様もきっとそうでしょう。先輩ソムリエの説明を受けながら実際に私もワインをテイスティングしてみると本当に味わいが違うことを実感致しました。まるで魔法をかけられたような感覚でした。私も深くワインを勉強してこの感動をお客様に届けたい、そう思ったのがソムリエになろうと決めたきっかけです。現在私は、私自身が受けた感動をお客様にも体感していただけるように感動を届けれるソムリエを目指しています。

ソムリエとして思う事 今後の夢

お酒全般に言えることですがお酒は瓶詰めした後「劣化」していくことが多いです。
ワイン以外のほとんどのお酒は熟成していくのではなく、劣化していきます。簡単にいいますと購入してからすぐに飲んだ方が美味しいということです。しかしながらワインは熟成することにより「美味しく」も「まずく」もなります。そこにロマンがあるのです。同じワインを12本購入しても、誰と飲むか、いつ飲むか、どこで飲むかで味わいが変わってきます。ビールでしたらいつ飲んでも、大体同じ味になると思います。ワインに魅了される人はワインが一期一会な存在だと思っているに違いありません。
ソムリエとして一番考えないといけないのは、お客様が求めている物を提供することだと思います。この料理にはこのワインが合う。だからワインを飲んでほしいと考えてしまいがちです。お客様は本当はビールが飲みたかったかもしれない。日本酒が飲みたかったかもしれない。基本は大事だが、お客様が求めている飲み物を提供できるお客様に寄り添ったサービスマンになるのが夢です。TPOやお客様のニーズにお応えしながら、お客様との距離感を大事に1歩踏み込んだサービスすることを心掛けています。